【9年前】V6デビュー10周年記念握手会レポ

唐突ですが、9年前に行われたブイ握手会に参加したときのレポをブログから転記します。
読むと当時のことが鮮明に思い出され、自分で書いた拙いレポながら元気になれるのです。これは本当に宝物の記憶。
なんと来年はデビュー20周年!ぴぎゃー!ということで再びやってくるお祭りの前にちょっと過去を振り返ってみます。


「まさにオーラの泉」2005.12.26 Monday 21:23

 

人生で「凍死するかもしれない、と思った」ランキング第二位のイベントでした、本日は名古屋レインボーホールでV6さんのデビュー10周年記念握手会でしたよ!
(※不動の第一位は2000年2月「ガラスの脳」(小原裕貴さん主演映画)の名古屋舞台挨拶の整理券ゲットのために並んだ日とその2日後の当日。若さは力だ、と今だから思えます。脚色ナシで命がけ。)

総合体育館の敷地外周をぐーるぐーるぐーるぐーる歩かされ、そのうち足先は寒さのあまり痛みを帯び、全身が冷えきり、階段の昇降がおぼつかなくなり、友人との会話も途絶えてきて……「寝るな!寝たら最期だぞ!」というところまでイきました。
いや実は、11月上旬にあったどしょっぱつの東京の様子を聞いて、わりとなんとかなりそうかなと勝手にラクな想像をしていたのです。あのときはビックサイ トの西館でしたっけ?(ある意味聖地)
レインボーでやるってことは、レインボーのホール内で蛇行列ができるんだと思い込んで臨んだのですが、考えてみりゃ明日・明後日とコンサートだよこの場所で!まさに今、設営まっさいちゅう!客なんて入れられるワケない!
…バカだな、ほんとバカ。手ぶくろ持ってただけでも奇跡でした。自転車通勤でよかった。

そんなわけで寒空の下、三歩進んだら止まり、またちょっとすると三歩進んで止まり…を繰り返すこと3時間半。14時開始予定だったので午前中に仕事をちょろっとしてから13時に会場へ到着してすぐ並んだのですが、13時50分くらいの時点でワタシたちが並んでいる列のすぐそばを泣きながら歩いてゆく婦 女子がわんさかといて、え、その涙はナニ、もしかしてアンタたちすでに・・・・!と緊張伝染。
コリャ意外と早いかもしれないぞとテンションも上がったのですが、ワタシってば甘ちゃんね、…そこからが果てしない徒歩の旅でした。15時過ぎたあたりからなんか北風がさらに冷たさを増したような気がしました。気のせいじゃなかったと思う。もうすぐホール内(ロビー)に入れるぞってときにはすでに夕陽も沈みかかっていました。

感動のあまり泣きながら出てくる子、興奮しすぎて絶叫している子、みんなそれぞれにブイのこと好きなのが伝わってきて、その子たちを見てるだけ幸せな気分になれました。よかったです。おいそこのスタッフ!(相変わらず名古屋の担当会社は能無しバカ男ばかり雇っていて呆れたね、あたまの悪い係員に指示されなくてもブイファンみんなマジメにやってて立派だなと思いました)すぐさまハンディカムでこの様子を撮影してイベント終了後にいのっぺに渡せ!そして今晩の酒の肴にして思うさま泣かせてやれ!
さらに「スゴイんだよ、みんなちゃんと目ぇ見て握手してくれるんだよ!!!!!」と大声で報告しているお嬢さんの発言を並んでいるワタシたちみんなが「いい情報ありがとう」と拝聴していました。

長い旅を終え、ロビーに入ってからはなんだかなし崩し的なかんじで団子状態で前進してゆきました。でもここはとりあえず寒さが凌げるからイイ。天国に思えた。
レインボーの1階入り口からロビーを経由してアリーナ席入り口の通路へ進むと、右手壁には「シングルコレクション」として10年間にリリースされたシングルのジャケ写が展示されています。そして突き当たり(会場内への扉は閉じられている)の左にある小さい扉へ順に入っていきました。コンサートのときは関係 者以外立ち入り禁止とされている扉ですね。たまにサンチェ先生が唐突にこのへんから出現したりもするね。
この扉から細い廊下がのび、その奥のほうからギャーとかギェーとかいろんな声が響いている。ここまでの時間があまりに長かったので、いざ「直前です」と言われるとまだ心の準備ができていなくて焦りました。(外にいる間は心の準備どころか命を落とさないようにすることで必死でしたから!)


廊下左の入り口から小さい部屋に入ると、ついたての向こうにはもう6人がずらりと並んでいました。

手前から、岡田、ゴーつん、ぺ、ヒロシ、けんたん、まーくん

すごいの。
オーラすごい。
圧倒された。

ワタシもブイコンそしてトニコンに足繁く通った頃がありました。けっこうたくさんブイさんを見ているつもりだし、近い席から拝んだ経験も幾度かあります。
けど全然ちがう感覚でした今日は。こんななーんもない箱みたいな小さい粗末な部屋に、6人がずらっと並んでいる。みんな私服で。こっちを見てる。なんだかアリエナイ光景、コンサートなんかよりもよっぽど非現実的な光景でした。
すごく眩しかった印象があるのですが、あれは照明のせいだけじゃない、絶対ない、江原さんを連れてきたい。

お祭り的な気持ちで参加した今回の握手会だったので、正直、胃が痛くなるほど伝えたいメッセージとか何もありませんでした。ただただ、「おめでとう」 「ありがとう」と言いたかった。(「がんばってください」とか「これからもおうえんしてます」とかは言うまでもないことだから言う必要ないと思って却下。)全然落ち着ける時間がないというのもわかっていたので妙なネタを仕込むこともできないし。
ただ、快彦(久しぶりにヨシヒコ言うた)には、数年前にもらったファンレターのお返事のお礼がしたくて、自己満だけどこれは言おう!と決めていました。

※ファンレターのお返事事件……98年「OVER」発売記念の握手会の際、ぺ君を追いかけ人生初の福岡まで行ったワタシはそのとき積年のラブレターめいたファンレターを3通も持参し、そのうち1通に入れておいた返信用ハガキが2年8ヶ月後に戻ってきた、ところがそのときワタシはすでにぺ君からMAを通り田口くんにおりていた、という悲しい物語である。


真っ先にやってきた岡田は、とりあえずやっぱりほんとにすごいカッコよくて「うわ、テレビといっしょだ!」と庶民らしく感動。またいでたちがいかにも岡田の私服、てかんじでした。グレーがかった黒のVネックのざっくりニット、下に白いカットソーを重ね着。
いつのまにか笑い方が助平になったよね・・・・・(悪い意味じゃないヨ!)

そして「とりあえずカリスマとふれあいたい!」と握手会が決まったときからものすごい楽しみにしていた天下のゴーモリタさんですよ!ちいさかったですよ! でもカリスマ!彼においてはまだカリスマという形容は死語にならないと思います。だってそれ以外どう表現していいかわからない・・・・・偉大でした。
このへんで相当舞い上がってしまったワタシは、おそらくすごい規制のきいてない笑顔(ブサイク)で「おめでとうございます!」と言ってたと思うのですが、ゴーつんは声を発することなく、しかし「ウム、」とうなずいてニッと微笑んでくれました。シビレタ。

握手の小部屋に至るまでの通路壁には「荷物は左手でまとめて持ち、右手は握手用にあけておいてください」と親切なんだかバカにしてんだか理解しかねる注意書きが貼られていました。え、両手出しちゃダメなわけ?と疑問に思いながらも、ワタシは快彦のもとにたどり着くまではどうしても左手に用意しておかねばな らないハガキ(ファンレターのおへんじ)があったので素直にその忠告に従い、右手だけあけた状態で臨みました。
岡田は両手でそっと持つようなかんじで握手してくれました。ゴーつんは「契約成立のときの握手」てかんじのハンドシェイク。

そしていよいよ快彦です。アーガイル柄のベージュのニット着用(腕まくり)。顔見れただけでシアワセでした。
ワタシの前の子がわりと熱心なパフォーマーで、なかなか彼らの手を離さなかったり、対快彦では両手握手でぶんぶんふりまわしたりしてがんばっていました。 ワタシはそういうのはしませんでしたが、とりあえず必死に「返事ありがとう!」ということを一方的に言って握手。ごくふつう。気は済んだ。
やっぱり博多デコピンは永遠だな、と思った。

※博多デコピン事件……先述の98年の握手会の際、ふつうの握手じゃインパクトが足りない!となぜかネタに走った若かりし日のワタシは「デコピンしてください!」と申し出て、「デーコピンかよ~ぉ」と失笑した快彦に断られるか…と油断した隙に本気デコピンを食らわされた。マジ痛かった。それ以来、おでこは ワタシの貞操です。

 

ここでわりと緊張の糸が切れてしまい、あとはもう、拝顔できればイイワ☆と自然と欲を棄て去り清々しい気分に。
そこでヒロシ!
たぶん握手したと思うのですがまったく記憶にござらん……なぜならば、ヒロシの菩薩オーラに飲み込まれそうになったから!(ものの2秒間の出来事。)
なんか全体的にツヤツヤしていましたよ、お顔ツヤツヤ、涙袋までツヤツヤ。瞳をやさしげに細めてこちらを見ていた、その背後にあったのは紛れもなく後光・・・・・!
ヒロシは一刻も早く美輪様に会うといいんじゃないか。生き仏だ!

スタッフのおねいさんたちが数人がかりで「止まらないでくださーい!」「間をあけずに進んでくださーい!」と鬼のように連呼しているし、粘る子には実力行 使も辞さない状況だったので、ああワタシも一仕事終えたしちゃっちゃと行かねば!とサッと手を出して握手しながら「おめでとうございます!」て言ってました。自然に笑顔がはじけたし、なにか特別なことがなくても、それでいいやって、そういう気持ちだったのです。
で、ケンたんともそういうかんじで握手をして、さあ次のまーくんの方へ移動しよう……としたのに……ワタシの右手はまだケンたんの両手に包まれたまま………そっと、キュッ、と握りしめ、「もう行くの?」とあの泣きそうな顔でこちらを見つめてる………!
(※自分としては現実をありのままに書いているつもりですがその記憶がすでに大いなる妄想かもしれません、そのへんは保障しません。)
びびびびっくりした。
「ここまで来てくれたんだからゆっくりしていきなよ」「そんなにあわてなくてもいいんだよ?」て言ってるようでした。ちがうかもしれない、でもワタシにはそう聞こえた。
ものすごい驚いて一瞬見つめあってたのですが(うわあこう書くとすごくイイね、ワタシ的にイイ!)もちろんそこでストップしていられるわけもなく、ふと手は離れました。

でもワタシの動揺が収まるはずもなく、そしてそんな気持ちのまままーくんのもとへ流されても……まーくんごめん……アナタの記憶があまりナイヨ・・・・・!号泣。
まーくんもやさしく両手で握手してくれました。(98年の握手会で名古屋に来てくれたのもまーくんでした、そのときも丁寧に両手で握手してくれましたよ。)
自分、生まれたときから7歳差のくせして「まーもオトナになったなあ」とかちょっぴり思ったりした。あんたダレよ。


結局、ブイさんたちと同じ空気を吸っていられた時間て20秒もなかったんじゃないかと思います。凍死寸前の思いで3時間半待って20秒、こればかりは人それぞれの価値観ですからなんとも言えないところでしょう。でもワタシはやっぱり「来てよかった、会えてよかった」と思います。
部屋を出されたとき(そこはすぐ極寒の外界)カラダは寒いけどココロはものすごくあったかかった。個人的に、握手できたということよりも、彼らの笑顔をまっすぐ見れたことがなによりのシアワセでした。ほんとうに、6人ともすごくイイ笑顔だったのです。だからそれにつられてワタシも笑顔(ただしブサイク)になったのです。
1時間ごとに小休憩を入れているという話を聞いていて、ワタシの順番がちょうど休憩明けだったというのもよかったのかもしれません。まーくんもツヤツヤしていたし。みんな元気そうで安心しました。

とにかく、「なんてステキなひとたちなんだろう」と、その感動に酔い痴れています。カッコイー!とかカワイイー!とかじゃなくて……「素敵」「魅力的」と 表現したい、そんなすばらしい6人だったのです。ワタシがよく知っている(つもり)のV6だけど、今まで見たことのないV6でもありました。
みんながそれぞれにオーラをもっていて、キラキラ輝いています。
昨日偶然見ていた『オーラの泉』で江原氏が言うには、美輪様を筆頭に強いオーラをもっているひとたちが集まったこの空間は、見えるひとが見るとまさに泉のようだと。だからこそ「オーラの泉」というタイトルが導かれたのですよ、と。
きっとあの握手会のちいさな部屋は6人がもつオーラと、ワタシたちファンの愛と、6人からファンへの愛と、そういうものが混ざって膨れ上がって色とりどりの「泉」となっているんだろうな。そのなかにワタシ、いたんだわ、ブイさんたちといっしょに。それがたとえわずか20秒の出来事でも。ワタシの心には永遠に刻み込まれる。


V6、デビュー10周年おめでとうございます、そして10年たった今もこうして輝いてる姿をワタシたちに見せてくれてありがとうございます。
コンサートもすごいすごいすごーい楽しみです。